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ぎっくり腰になった話


私は10回以上ぎっくり腰(急性腰痛)になりました。
ここでは、私がぎっくり腰になったシチュエーションや、ぎっくり腰が自然に治るまでの経過などをご紹介しています。

ぎっくり腰になったとき、どうするかは自己判断ですが、
整形外科などの医療機関を受診しなければいけない場合もあります。
私の場合は、幸い痛みのみで他の症状はありませんでしたので、病院や他の治療院には行っていません。
もし、ぎっくり腰になって、
痛み以外に、吐き気、腹痛、排尿障害(排尿が困難)、麻痺など、
他の症状を伴う場合は、緊急に手術が必要かもしれません。今すぐ病院へ行ってください。

目次


私のぎっくり腰歴


最初のぎっくり腰

まだ20代半ば、システムエンジニアだった頃。
ある秋の日曜日、
草野球をしていて、ボールを投げた瞬間、腰に『プチッ』という感触がありました。
その後、
腰がジンジン痛みだし熱くなる感じがありましたが動けないほどでもなかったのでそのまま野球を続けました。
それから寝るまで、ずーと常にジンシンしていました。
その夜はぐっすり眠れましたが翌朝、
腰の痛みで布団から起き上がることもできませんでした。
体勢を変えるだけで激痛です。
トイレにも這っていく行くような状況で、おまけに和式トイレだったこともあり地獄でした。

当時、
腰痛の知識は全くなく、『ぎっくり腰』を『びっくり腰』だと思っていたくらいで、腰痛とは全く無縁でした。
病院に行った方がいいのか、でも動くと痛いしで、どうしたらいいのかまったく分かりませんでした。
とりあえず『家庭の医学』という本で調べたところ、『安静第一』という内容のことが書かれており、会社に連絡を入れひたすら寝ていました。
その翌日も全く変化なく、まる2日寝ていました。
ところが3日目の朝、何もなかったかのように、うそのように痛みがとれていました。
会社に行ったら仮病と思われるから、痛いふりしたほうがいいかと思ったくらいです。

今思えば、
ジンジンする痛みと熱感があったので、腰の靭帯か腱、筋肉などの組織を傷めたのかな、と思います。
下手に動かず安静にしていたので傷めた組織の回復が早かったのだと思います。

その後、
病院や他の治療院にも行かず、草野球も普通にプレーしていました。

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2回目のぎっくり腰

2回目は、最初から10年以上経過して転職し整体師になってからです。

休みの日、
出かける予定だったので朝から洗車をしていました。
塀と車の間の狭い所で、横向きに身体を倒した瞬間ギクッとなって動けなくなりました。
15分くらいその場にうずくまっていて、何とかモップを杖替わりに玄関までたどりつき、四つ這いで何とか座敷までたどり着きました。
結局そのままお昼まで動けず、予定はキャンセルです。
横になっている間、顔の上を猫がまたいで行っても何もできない状態でした。
夕方になって、
何とか身体を起こせるようにはなりましたが、体勢を変えるとき不意に激痛が走ります。

翌日、
昨日よりはましですが、身体を真直ぐにして歩けません。
歩くとき不意に腰が砕けるような痛みに襲われます。
いつもなら15分で歩いていたところ30分かかります。
身体を伸ばせないので腰から背中、首まで凝って張ってきます。
そんな状態でも自営業なので休めません。
腰痛の人をぎっくり腰で腰の曲がった人が治しているという、、、
数日は通勤から帰宅まで地獄の日々でした。

その翌日、
昨日よりはましです。
1週間後、
座位から立つときとか動作時の痛みはまだありますが、痛みのピークは痛めた日が一番で、その後、日に日に少しずつ回復してきています。
発症から3週後くらい、
痛みは気にならなくなりました。
身体も普通に動かせます。

今思えば、
整体の仕事は無理な体勢が多く腰の筋肉が疲労していたところ、
不意に身体を捻ったため、必要以上に筋肉が伸ばされ肉離れみたいになったのかもしれません。
肉離れは、筋肉が遠心性収縮(筋肉が伸ばされながら力をいれる)するときに起こりやすいです。

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10回以上のぎっくり腰

前かがみになった瞬間、
座っていて後ろを振り向いた瞬間、
掃除をしていて腰を少し曲げたとき、
手を伸ばして物を拾おうとしたとき、
椅子から立ち上がるとき、
などに、
ぎっくり腰になりました。
10回以上はやっています。30歳代~40歳代が多かったです。
これだけぎっくり腰になると、どうすれば早く治るかとか、治るまでの過程が頭に浮かびます。
ほとんどは痛めた日がピークで、何日かは、動作時に不意に激痛が走りますが、それでも初日よりは動けるようになります。

もし、ジンジンするような熱感があったり、痛めた日はそれほどでもなく動けたりする場合、翌日が痛みのピークになる可能性が高いです。
この場合、傷めた自覚があったら、なるべく安静にした方が後々治りが早いです。私なら可能な限り早く横になり安静にします。

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2カ月くらい痛かったぎっくり腰

一度だけ、2カ月くらい痛みが取れなかったときがあります。
これは、ぎっくり腰になって、身体を反ることができなかったのですが、
2日くらいたって多少良くなったときに、うつ伏せで腕を使って無理して腰を反らせてみたらボキッと音がして楽になりました。
ところが、起きようとして身体を丸めると腰に激痛が走りました。
腰が曲がって伸ばせなかったのが、逆に腰が曲がらなくなってしまいました。
結局、痛みも身体を曲げると激痛で、治り始めていたのに悪化してしまいました。
このときは辛い痛みの期間も長かったです。

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ぎっくり腰回復までの経過

私の経験から、
痛みのピークは、初日か2日めで、一晩一晩休むこどに少しずつ回復します。
一週間くらいまでは不意にズキンという痛みが走りますが、それも時間の経過とともに出なくなります。
痛みが気にならなくなるまで2~4週くらいかかります。

対処は、
痛めた初日と2日めはなるべく安静にし、
1~2日後からは、痛くても、普通に仕事をして、歩く程度の運動はした方が強張った筋肉もほぐれ治りは早いように思います。

いつまでも寝ていると、筋力が落ち関節も硬くなります。
一週間寝たきりだと立つのも困難になるくらい筋力が落ちると言われています。

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今では即効で回復

今では、ひどいぎっくり腰はやらなくなりました。
ぎっくり腰になったとき、どうすればいいか身体で覚えました。
ぎくっとなって痛みが走っても、ほとんど即効で回復します。
ぎくっとなった瞬間、身体が痛み回避の反応をするというのもありますが、
その場で20~30分動けなくなるようなぎっくり腰でも、その後、とりあえず動けて、比較的早く回復し何日も痛い思いをしなくて済むようになりました。

ぎっくり腰の対処法は別ページでご紹介しています。

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