このページでは、主に体幹、腹、胸、肋骨、骨盤、尻に出る痛みについて、仙腸関節機能障害の関連痛領域とトリガーポイント関連痛の痛みの領域、病気の可能性の痛みの領域を図示しています。
仙腸関節機能障害の関連痛領域

仙腸関節機能障害は、同側の半身に一次性および二次性の関連痛や感覚異常を引き起こす。
一次性の関連痛領域
1.下腹部~鼡径部~大腿前面~膝前面~下腿前面~足背
2.殿部~大腿後面~膝窩部~下腿後面~アキレス腱部~踵~足底
3.殿部~大腿外側~下腿外側~足背
4.腰部~背部~後頸部
5.腹部~前胸部~前頸部
腰部および腹部から上行する関連痛は、筋スパズムを介して頸椎椎間関節、胸椎椎間関節、肋椎関節、胸肋関節に二次性関節機能障害を起こし、さらにこれらの関節から頭部や上肢に関連痛が出現する可能性あり。
関連痛と関節機能障害の発生には数週間から数年の時間差あり。
仙腸関節機能障害では、ある身体部分への関連痛が消失したあと、他の部分に痛みが出現する可能性あり。
体幹、腹、胸、肋骨、骨盤、尻のトリガーポイント関連痛領域
赤く塗った領域がトリガーポイント関連痛領域です。
このページでは、主に体幹、腹、胸、肋骨、骨盤、尻に出るトリガーポイント関連痛の痛みの部位を図示しています。
赤く塗った領域がトリガーポイント関連領域です。
腹直筋のトリガーポイント関連痛領域
広範囲の腹部不快感、胸やけ、消化不良、腹部内臓の痛み、悪心、下痢、嘔吐などの内臓症状、心臓の下面全体に疼痛(上部左側のトリガーポイントの場合)、などの可能性。

>>腹直筋
腹横筋のトリガーポイント関連痛領域

>>腹横筋
内腹斜筋・外腹斜筋のトリガーポイント関連痛領域
胸部、腹部、骨盤、鼡径部に疼痛や、胸やけ、消化不良、悪心、下痢、嘔吐などの内臓症状、などの可能性。

横隔膜のトリガーポイント関連痛領域
脇腹の激痛や、深く息を吐きだしたとき胸郭前外側に疼痛を引き起こす、などの可能性。

>>横隔膜
肋間筋のトリガーポイント関連痛領域
トリガーポイントの部位から前方や近くの肋間隙への局所痛、体幹の側屈や回旋の可動域制限、上腕の可動域制限や上腕使うときに疼痛(筋膜が胸郭を牽引するため)、深呼吸、咳、くしゃみをする際に疼痛と疼痛のためそれらが困難になる、トリガーポイントを下にして横になるのが困難、などの可能性。

>>肋間筋
前鋸筋のトリガーポイント関連痛領域
肩甲胸郭関節で肩甲骨の内転が制限、患側を下にして横向きになるのが困難、深呼吸が困難、ランニングすると脇腹に痛み、息切れ、などの可能性。

>>前鋸筋
広背筋のトリガーポイント関連痛領域
休息時および筋肉の収縮時に疼痛、患側を下にしての睡眠が困難、広背筋が付着する脊椎の椎間関節機能障害、などの可能性。

>>広背筋
菱形筋のトリガーポイント関連痛領域
安静時に菱形筋表面に疼痛、菱形筋が付着する椎骨に椎間関節機能障害、肩甲骨を動かす際にクリック音、などの可能性。

>>菱形筋
下後鋸筋のトリガーポイント関連痛領域
胸郭後下部に疼痛、T11~L2の椎間関節機能障害、などの可能性。

>>下後鋸筋
回旋筋のトリガーポイント関連痛領域
背中の深部痛、脊柱の動きの制限、椅子から立ち上がったり、階段を上がったりすることが困難、腰椎前弯の増大、胸椎後弯の減少、などの可能性。

>>回旋筋
多裂筋のトリガーポイント関連痛領域
背中の深部痛、脊柱の動きの制限、椅子から立ち上がったり、階段を上がったりすることが困難、腰椎前弯の増大、胸椎後弯の減少、などの可能性。

>>多裂筋
腸肋筋のトリガーポイント関連痛領域
脊柱の動きの制限、椅子から立ち上がったり、階段を上がったりすることが困難、背中の痛み、腰椎前弯の増大、胸椎後弯の減少、などの可能性。

>>腸肋筋
胸最長筋のトリガーポイント関連痛領域
脊柱の動きの制限、椅子から立ち上がったり、階段を上がったりすることが困難、背中の痛み、腰椎前弯の増大、胸椎後弯の減少、などの可能性。

>>最長筋
腸腰筋のトリガーポイント関連痛領域
股関節での大腿伸展の制限、立位で最も辛くなり横になると緩和される、腰椎に沿った縦パターンの疼痛(股関節を他動的に屈曲すると緩和される)、などの可能性。

>>腸腰筋
腰方形筋のトリガーポイント関連痛領域
背中下部の深部痛、腰痛、慢性筋筋膜性疼痛症候群、関節の機能障害、患側の反対側に体幹を傾けることが困難、骨盤の患側が挙上、階段を上ることが困難、ベッドでの寝がえりが困難、椅子から立ち上がることが困難、咳やくしゃみをすると強い痛み、などの可能性。

>>腰方形筋
中殿筋のトリガーポイント関連痛領域
歩行時の痛み、患側を下にして寝るのが困難、前かがみで座るのが不快、骨盤の患側と反対側が下がる、股関節内転制限、などの可能性。

>>中殿筋
大殿筋のトリガーポイント関連痛領域
長時間の座位での静止不能および疼痛、睡眠困難、上り坂歩行時の疼痛、前かがみ時の疼痛、股関節屈曲制限、などの可能性。

>>大殿筋
大内転筋のトリガーポイント関連痛領域
就寝中の下肢の肢位を決めづらい、骨盤内に疼痛、性交中に疼痛、などの可能性。

>>大内転筋
病気の可能性の痛みの領域
病気が疑われる場合、整形外科などの医療機関で治療を受けることをお勧めします。
