慢性頭痛の原因

慢性頭痛の原因として考えられること

硬膜の緊張

硬膜は二重になっていてこの隙間が静脈の通り道になっている部位があります。硬膜が緊張するとこの通り道が狭くなり血流が妨げられるため、圧が上昇し、脈打つごとに血管が拡張し、ズキンズキンする痛みがでる。

眼の奥には蝶形骨という骨があり、ここに硬膜が付着しています。硬膜は、頚椎2番3番の骨の椎体にしっかりと前方だけ固定されています。頚椎2番3番間の関節が伸びた状態で硬くなると硬膜は後ろに引っ張られます。つまり、眼の奥の蝶形骨の付着が引っ張られるため、痛む。

硬膜の緊張の痛みは、眉間・眼の奥・こめかみ・後頭部・帽子をかぶったときの縁のあたりにでます。

また、蝶形骨の硬膜の付着部には、海綿静脈洞という血液を大量にふくんでいる静脈洞があり、この静脈洞の中を内頚動脈や外転神経・動眼神経・滑車神経・三叉神経の眼神経・三叉神経の上顎神経が通っています。硬膜の緊張や蝶形骨の歪みがある場合、海綿静脈洞が圧迫され、この中を通っている血管や神経に影響を及ぼします。”こめかみ”の奥に血管性の痛みや神経性の痛みがでる。

左右の”こめかみ”の骨は蝶形骨で一つの骨です。中でつながっています。

神経や血管は硬膜を貫通しているため、硬膜の緊張は色々な症状を発現する可能性があります。

硬膜(大脳鎌・小脳鎌)・図海綿静脈洞/小脳テント・図脳硬膜と脳・図

図・ネッター解剖学図譜より(骨名補足)

 

頭蓋骨の歪み

22個ある頭蓋骨には血管のための溝があり骨と骨のつなぎ目(縫合)をまたがっています。頭蓋骨が歪んでいると、そのまたがっている部位で血液の流れが悪くなり、圧が上昇し、脈打つごとに血管が拡張し、ズキンズキンする痛みがでる。比較的、側頭骨と頭頂骨の縫合のあたりに出やすい。耳の上、耳と頭のてっぺんの中間くらいの部位。

上部頚椎の歪み

硬膜に緊張をもたらし硬膜の緊張による頭痛を発現する。頚椎の歪みが大後頭神経などを圧迫する場合、後頭部に神経痛がでる。

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