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顔面痛(顔面の神経痛/三叉神経痛/副鼻腔炎)

顔面の痛みは、
三叉神経痛や副鼻腔炎の可能性があります。

顔面の知覚神経である三叉神経が何らかの傷害を受けると顔に鋭い痛みが出ます。
顔面の神経痛という意味で顔面神経痛といったりしますが、正式には、三叉神経痛といいます。

副鼻腔炎が原因の顔の痛みは、眉間や鼻の横あたりに鈍痛が出ます。

三叉神経が傷害を受ける可能性

三叉神経は三叉神経節で3本の枝(眼神経・上顎神経・下顎神経)に分かれます。
三叉神経節は硬膜に包まれ、3本の枝は、蝶形骨開口部(眼神経は上眼窩裂、上顎神経は正円孔、下顎神経は卵円孔)を通って頭蓋腔を出ます。

顔面痛を起こす三叉神経の走行

三叉神経は、神経の走行から、
蝶形骨・側頭骨の機能障害、
硬膜の緊張、
静脈圧の上昇、
などにより傷害を受ける可能性があります。

副鼻腔炎

副鼻腔の前頭洞や上顎洞が炎症(副鼻腔炎)を起こすと、眉間のあたりや鼻の横あたりに痛みが出ることがあります。
副鼻腔炎が原因の顔の痛みは、前頭洞や上顎洞のあたりの鈍痛で、鼻づまりや鼻汁などの症状を伴います。/p>

顔の鈍痛の原因となる副鼻腔(前頭洞、上顎洞、篩骨蜂巣、蝶形骨洞)の位置

頭蓋骨の歪みを矯正

三叉神経痛には、
悩底動脈領域の動脈瘤や血管・聴神経の腫瘍など何かの疾患の症状として痛みが出る症候性のものと、
疾患がないのに痛みが出る本体性のものとがあります。


原因となる疾患が無い本体性の三叉神経痛(医療機関での検査で異常が認められない)では、
頭蓋骨の歪みを矯正し、三叉神経の通り道となっている骨と骨の隙間を広げる施術で、症状が改善しています。

神経痛が回復するまでは、筋肉や靭帯の炎症などと比べ時間がかかります。
通常は、顔面の痛みが弱くなり、たまに痛みが戻ったりしますが、徐々に症状の出る頻度が減っていき、痛みからシビレに変わり最終的に出なくなります。
ただ、シビレがなかなかとれないケースもあります。

副鼻腔炎の場合、
頭蓋骨が歪んで、鼻腔と前頭洞や上顎洞をつなぐ通路が狭くなり換気が上手くできていないような場合に効果が期待できます。
実際にどういう状態か客観的に確認する方法がありませんので、施術後の経過をみて判断していくしかありません。
施術件数が少ないですが、副鼻腔炎と思われる鈍痛は改善しています。