ばんざいする、
高い所にある物を取る、
ボールを投げる動作、
電車のつり革を握る、
頭を洗う、
歯を磨く、
など、手を挙げる動作をするとき、肩関節で上腕が外転します。
このとき、棘上筋と三角筋が適切に連動して働かないと肩関節の動きが制限され痛みを発します。

肩関節で肩甲骨に対し上腕骨が外転するとき、上腕骨頭が滑りながら回転します。
棘上筋や棘下筋、小円筋、肩甲下筋といった肩回旋筋群が肩甲骨に上腕骨頭を押し付け肩関節を安定させます。
この安定した状態で三角筋が働くことで上腕骨が外転し手が上がります。
もし、肩回旋筋群が疲労などで十分に筋力を発揮できないと肩関節が不安定になります。
特に棘上筋が弱化した状態で三角筋が働くと、上腕骨頭が回転せず挙上され肩甲骨の肩峰にぶつかります。
すると肩峰の下を通る棘上筋が肩峰と上腕骨頭に挟まれる形になり痛みを発します。
この状態で、痛みを我慢して動かしていると棘上筋が炎症を起こし腫れ肩峰の下で滑りが悪くなり益々棘上筋は機能しなくなります。
また、棘上筋の弱化がなくても三角筋が過緊張していると、相対的に棘上筋の働きが弱くなり同じようなことが起こります。

肩関節の痛みと可動制限が、棘上筋と三角筋の不連動が原因と考えられる場合、改善するには、三角筋の過緊張を緩め、棘上筋の強化を行います。