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人体の主な骨の名称

全身骨格と主な骨の名称

以下の骨の部位を、骨格模型を使って示しています。
頸椎、胸椎、腰椎、舌骨、
骨盤、寛骨、腸骨、坐骨、恥骨、尾骨(尾底骨)、恥骨結合、
胸骨、胸骨柄、胸骨体、剣状突起、肋骨、肋軟骨、浮肋、
肩甲骨、上腕骨、尺骨、橈骨、
大腿骨、膝蓋骨、脛骨、腓骨
人体の主な骨の名称、頸椎、胸椎、腰椎、舌骨、骨盤、寛骨、腸骨、坐骨、恥骨、尾骨、尾底骨、恥骨結合、胸骨、胸骨柄、胸骨体、剣状突起、肋骨、肋軟骨、浮肋、肩甲骨、上腕骨、尺骨、橈骨、大腿骨、膝蓋骨、脛骨、腓骨

脊柱各部位の名称

脊柱前面と側面
上のイラストは、アイリス・アイリスのフリーウェアです。

脊柱の生理的弯曲/正常弯曲

脊柱には正常な前後の弯曲(前後のカーブ)があります。
これを生理的弯曲(正常弯曲)といいます。

生理的弯曲は、
頸部弯曲(頸椎前弯)、胸部弯曲(胸椎後弯)、腰部弯曲(腰椎前弯)、仙尾弯曲/仙骨弯曲(仙尾骨後弯)の4ヵ所があり、
頸部弯曲と腰部弯曲は前に凸で前弯、胸部弯曲と仙尾弯曲は後ろに凸で後弯しています。
弯曲することで、脊柱の強度と柔軟性が増し、直立姿勢ではバランスがとりやすくなり、歩行時の衝撃が吸収されます。

全部の弯曲は10歳くらいまでに完成します。
胎児のときは、弯曲は1つで、脊柱全体が後ろに凸(背骨が丸まった状態)です。
胸部と仙骨の凸はこのまま残り、胸部弯曲と仙骨弯曲となります(一次弯曲)。
生後3ヵ月くらいで頭を真直ぐ保てるようになると、頸部弯曲ができ、その後、立って歩けるようになると腰部弯曲ができます。
頸部弯曲と腰部弯曲は生後形成が始まるので、二次弯曲と呼ばれます。
二次弯曲は老化が進むと次第に失なわれていきます。

安静姿勢でみられる正常弯曲の角度を下図に示します。
脊柱の生理弯曲、正常弯曲、角度

環椎以下を上から見た図

環椎(第1頚椎、C1)、環椎の上関節窩、軸椎(第2頚椎、C2)、軸椎の歯突起、肩甲骨、肩甲棘、肩峰、烏口突起、上角、鎖骨、肩鎖関節、胸鎖関節、胸骨、肋骨、肋軟骨などを上から見た図です。
上腕骨、頭蓋骨は除いています。

環椎以下を上から見た図、環椎(第1頚椎、C1)、環椎の上関節窩、軸椎(第2頚椎、C2)、軸椎の歯突起、肩甲骨、肩甲棘、肩峰、烏口突起、上角、鎖骨、肩鎖関節、胸鎖関節、胸骨、肋骨、肋軟骨

環椎後頭関節

頭蓋骨(後頭骨)と頚椎(環椎)の関節。
左右の、後頭骨・後頭窩と環椎(第1頚椎)・上関節窩で環椎後頭関節を構成します。

環椎後頭関節、後頭骨と環椎の関節

椎間孔(ついかんこう)

椎間孔とは、隣り合った椎骨の間の開口部で脊髄神経が通ります。
後頭骨と環椎(第一頸椎)の間には椎間孔はありません。

椎間孔から出る脊髄神経

椎間孔と肋骨

骨盤各部位の名称

寛骨は、新生児では、腸骨・坐骨・恥骨の三つに分離していて、軟骨で繋がっています。
最終的に腸骨・坐骨・恥骨が癒合して一つの寛骨という骨になります。

腸骨、坐骨、恥骨の位置

仙腸関節、恥骨結合、恥骨結節、坐骨結節、腸骨窩、岬角、
腸骨稜、上前腸骨棘(ASIS)、下前腸骨棘(AIIS)、上後腸骨棘(PSIS)、下後腸骨棘(PIIS)、寛骨臼、寛骨臼月状面、
仙骨孔、大坐骨切痕、仙尾関節、坐骨棘、閉鎖孔

骨盤の各部位の名称

男女の骨盤の構造の違い

男女の骨盤の構造の違いは、妊娠と出産に必要な特徴を備えているかいないかです。
女性の骨盤は男性より広く浅い構造をしています。
恥骨下角は女性は90°以上、男性は90°以下です。

男女の骨盤比較
イラストは、アイリス・アイリスのフリーウェアです。