頭痛に対するカイロプラクティック・頭蓋骨矯正の有効性

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慢性頭痛の原因(概要)
慢性頭痛(一次性頭痛)
 片頭痛(偏頭痛)
 筋緊張性頭痛(緊張型頭痛)
 群発頭痛
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 低髄液圧性頭痛
 労作性頭痛
症候性頭痛(二次性頭痛)
第9・10・11脳神経(舌咽神経・迷走神経・副神経)の機能障害で生じる問題
低気圧と頭痛

脳神経の機能
肩こり・首のこり
顔面痛・三叉神経痛

参考サイト
頭痛大学

 カイロ プラクティック頭蓋骨矯正の治療(施術)経験から、頭痛には、頭・首の歪みからきているのではないか?と思われる種類のものがあります。たまに、頭痛を訴えてご来院される方がいらっしゃいますが、触診するとほとんどの方は上部頚椎に歪みがあり関節が硬くなっています。中には首の反りが無くなり棒のように硬くなっている方もいます。頭が硬くなっている方もいます。頭を軽く捻ると僅かに歪むのが普通です。この僅かに歪む弾力が血流を妨げないためには大事だと思われますが、これがありません。治療(施術)部位は、頚椎・頭蓋を中心に骨盤・胸椎などです。

頭痛の痛みの種類

痛みを起こす組織は、脳そのものではなく、頭部の筋肉・血管・末梢神経・脳硬膜などです。

痛みを発している組織によって、痛みに違いがあります。はっきり区別できない場合もあります。

@ジワーッとした痛み、締め付けられるような均一性の痛み

Aズキンズキンと脈うつような拍動性の痛み・・・血管性

Bビリッとかビーンと電気が走るような痛み、チクッと針で刺されるような電撃性の痛み・・・神経痛

 

頭痛の種類(一般的な分類)

単に頭痛といっても色々な種類があります。
大きく分けると・・・

1. 慢性頭痛(一次性頭痛)
片頭痛(偏頭痛)筋緊張性頭痛(緊張型頭痛)群発頭痛など、いわゆる「頭痛もち」の頭痛です。この頭痛は、脳や体に疾患がないのに、繰り返し起こります。カイロプラクティックの適応となる可能性があります。

2. 症候性頭痛(二次性頭痛)
脳の病気やその他なんらかの病気の症状として起こる頭痛です。慢性頭痛とは違い、なかには命にかかわるものもあります。カイロプラクティックの適応とはなりません。

3.日常的に起こりうる頭痛
アイスクリームや氷など冷たいものを食べたときに起こる頭痛、二日酔いの頭痛など、一過性の頭痛です。

 

頭痛に対するカイロプラクティック・頭蓋骨矯正の有効性

 頭痛の痛みを起こす組織は、頭部の筋肉・血管・末梢神経・脳硬膜などです。構造の歪みから、それらの組織にストレスがかかり痛みを発している、あるいは痛みを発しやすい状態になっている可能性は充分考えられます。
 頚椎や頭蓋骨の歪みが血管を圧迫している場合ズキンズキンと血管性の痛み(片頭痛・群発頭痛)が出ますし、歪みにより筋肉や脳硬膜が張れば緊張性頭痛のようなジワーとした痛み、頭部の神経を圧迫すればビリッとかビーンといった頭部神経痛がでます。また、血管を圧迫した場合、頭蓋内の圧が変化することで脳脊髄液の液圧低下を起こし低髄液圧性頭痛を発現する可能性も考えられます。労作性頭痛のように何らかの特定の動作をしたときのみ起こる頭痛などは、その特定の動作時に血管や神経などが圧迫されるためではないかと考えられます。頭痛に伴う随伴症状も、歪みによってどの脳神経が刺激されているかによって色々な症状がでます。
 これらの慢性頭痛は、頚椎・頭蓋の構造の歪みを矯正し、関節の機能を回復させることで自然と消失するものと考えられます。

T.構造の歪みから考えられる痛みの原因

@脳硬膜の緊張

 脳硬膜は脳を覆っている硬い膜ですが、頭蓋内では、大脳鎌・小脳鎌・小脳テント(左右)を形作り、小脳テントは大脳と小脳を分け(仕切り)、大脳鎌は大脳の左脳と右脳を分け、小脳鎌は小脳の左脳と右脳を分けています。つまり、左大脳・右大脳・左小脳・右小脳は大脳鎌・小脳鎌・左右小脳テントによって仕切られています。脳硬膜は頭蓋から下の部位は脊髄硬膜と名前を変えますが、脳硬膜〜脊髄硬膜はつながった一つの膜です。神経や血管は、硬膜を貫通して頭蓋から出て行きます。

 硬膜は二重になっていて、大脳鎌・小脳鎌・左右小脳テントの頭蓋骨への付着部と、大脳鎌・小脳鎌・左右小脳テントが合流している部位では、膜と膜の間が静脈の通り道となっています。上矢状静脈洞(じょうしじょうじょうみゃくとう)・横静脈洞・後頭静脈洞・直静脈洞などです。

 硬膜が緊張して、これらの静脈洞の静脈流の排液がスムーズに出来なくなった場合、頭蓋内の圧が高まり、脳脊髄液圧の上昇や動脈管の拡張による血管性の痛みにつながる可能性があます。

 硬膜には、知覚神経(三叉神経(第X脳神経)の眼神経・テント枝、および下顎神経・硬膜枝)が走行しているので、硬膜の緊張自体が目の奥の痛みとして感じます。

 神経や血管は硬膜を貫通しているため、硬膜の緊張は色々な症状を発現する可能性があります。

図・大脳鎌・小脳鎌  図・小脳テント

大脳鎌・小脳鎌・小脳テント・・・ネッター解剖学図譜より(骨名補足)

 

硬膜の緊張は頚椎2番・頚椎3番・仙骨(骨盤)の歪みや頭蓋の歪みから

 硬膜は、脊柱管内では、第2・3頚椎、第2仙椎に強く付着しています。つまり、脊柱管内では両端を固定されているだけで、身体を曲げたりしてもある程度自由に動くことができます。頚椎2・3番および仙骨以外の椎骨(背骨の1つ1つの骨)に歪みなどの問題があっても、硬膜はさほど影響を受けないと思われますが、頚椎2・3番または仙骨の関節が硬くなり固定されるような状態だと、脊髄硬膜が緊張し、その緊張は脳硬膜まで伝わることになります。

 頚椎2番・頚椎3番または仙骨(骨盤)の歪みが、脊髄硬膜を通して脳硬膜を引っ張り、頭蓋内の圧を高め、血管性の頭痛を発現したり、脳硬膜自体が張る均一性の痛みを発現したりする可能性は充分考えられます。

 また、脳硬膜は頭蓋骨内側に付着していますので、頭蓋の歪み(縫合の可動制限)によっても脳硬膜が緊張させられます。

 実際、頭痛でご来院されるほとんどの方は、頚椎2・3番に関節の可動性不良と頭蓋骨・縫合の可動性制限があります。頭痛薬が効かない状態でご来院されるケースが多いのですが、頭痛は1〜3回の施術で治まっています。ただ、同じ時期になると再発してご来院される方もいらっしゃいます。結局、普段の姿勢など歪みの原因を見つけて改善していかないと本当の意味で治りません。

A頚静脈孔の機能障害

 頚静脈孔は側頭骨と後頭骨の間にあり、内頚静脈・第9・10・11脳神経(舌咽神経・迷走神経・副神経)が通っています。頚静脈孔が狭くなると、内頚静脈を圧迫し頭蓋内の圧が高まり、脳脊髄液圧の上昇や動脈管の拡張による血管性の痛みにつながる可能性があます。また、第9・10・11脳神経(舌咽神経・迷走神経・副神経)の機能障害を生じる可能性があります。

Bその他

・首の筋肉の張り・こりによる首の圧迫

 首には、動脈・静脈・脊髄・リンパ管・自律神経・末梢神経・食道・気管などが通っています。首の筋肉が張るとこれらを圧迫します。自身の筋肉で首を締められている状態です。頭痛に限らず具合が悪くなるのは当然と思います。

・悪い姿勢

 悪い姿勢は、血流を妨げたり、神経の通りを悪くして自律神経失調になったり、筋肉が疲労しやすく疲れやすくなったりします。例えば、猫背の場合、身体を起こした状態では、頭の位置が肩より前にくるため、後頭部〜背中・腰までの筋肉、特に首の後ろの筋肉が常に張っています。筋肉の張りからくる頭痛が出やすくなります。他にも、胸が圧迫されゼンソクや気管支炎を起こしたり、内蔵を圧迫して働きを悪くしたりする可能性も考えられます。

 僧帽筋が張ると側頭骨の後部が下方に引っ張られ、頚静脈孔が狭くなるため頚静脈孔の機能障害を引き起こします。下を向いて読書など首を下に向けているか、車の運転、肩掛けカバン、など肩を持ち上げている時間が長いと僧帽筋が慢性的に張ってきます。自転車でも肩を張ってハンドルを握っている人が目に付きます。

U.カイロプラクティックでの施術(高津整体院の場合)

頭痛が主訴の場合、メインのチェックポイントは、

仙骨腸関節・頚椎2・3番間の関節・環椎後頭関節・頭蓋骨(後頭骨・前頭骨・頭頂骨・蝶形骨・側頭骨)です。

メインのチェックポイントを優先して診ていきますが、胸椎の後湾(ねこ背)から頚椎に歪みがきている場合など、他の部位の影響がある場合は、最終的には全体的にバランスを調えるように調整します。

矯正方法は、可動性のない関節をドロップテーブルで矯正します。頭蓋骨は手による軽いけん引または圧を加え矯正します。必要に応じて、頚部の筋肉や筋膜などの組織の緊張をとる操作をします。

ほとんどの方は、頭痛は1〜3回の施術で治まっています。ただ、同じ時期になると再発してご来院される方もいらっしゃいます。結局、普段の姿勢など歪みの原因を見つけて改善していく必要もあります。