むくみ(水腫・浮腫)について

高津整体院HOME


 動脈の毛細血管端では、体液は毛細血管を出て組織領域(間質領域)へと移動します(濾過)。静脈の毛細血管端では、体液は組織領域から毛細血管へと移動します(再吸収)。平均して約85%の体液が再吸収されます。残りの約15%は毛細リンパ管へ入りリンパ管から鎖骨下静脈へと運ばれ血液に戻ります。毎日約20リットルの体液が身体中の毛細血管(腎臓を除く)から濾過され、このうち約17リットルは再び毛細血管に再吸収され、約3リットルはリンパ管を経由して血液に戻ります

通常は、

 濾過量=再吸収約+リンパ管へ入る量

むくみがある状態では、過剰な濾過あるいは不十分な再吸収

 濾過量>再吸収量+リンパ管へ入る量・・・組織細胞間に体液が溜まる

 

過剰な濾過を起こす状況

 ・毛細血管圧の増加

 ・毛細血管透過性の増加

不十分な再吸収が起こる状況

 ・血漿タンパク質濃度の減少による、血液の膠質浸透圧の低下

 

むくみ(浮腫・水腫)は大きく、全身性浮腫と局所性浮腫に大別できます。

 全身性浮腫(全身のむくみ)の原因には、うっ血性心不全・肝硬変・ネフローゼ症候群・急性腎炎・腎不全・低タンパク血症・甲状腺機能低下・生理前・妊娠中毒症・消炎剤・薬の副作用・突発性(原因不明)などがあります。

 局所性浮腫(体の一部のむくみ)の原因には、リンパ管閉塞、静脈血栓症、アレルギー性、血管神経性浮腫、遺伝性血管神経性浮腫、炎症性などがあります。

むくみの改善には

 むくみの原因が何か特定するのが先決です。カイロプラクティックで改善される可能性のあるものは、全身性のむくみでは、自立神経の失調により、甲状腺機能が低下していたり腎臓の働きが弱っているなどで、特に疾患が無い場合に限ります。局所性のむくみでは、体の歪みにより静脈・リンパの流れを阻害している可能性がある場合です。たとえば、下半身のむくみでは、鼠径部(脚の付け根の前部)を静脈とリンパ管が通っていますので、骨盤の歪み方によっては、鼠径部で静脈とリンパ管が圧迫され、流れが悪くなっていたり、血管の圧が高まり濾過が過剰になっているなどが考えられる場合です。

 まず医療機関で疾患がないか検査をうけてください。カイロプラクティックで改善されるケースはそう多くありません。改善されるとしても、ある程度の期間通院する必要があります。

 生理前のむくみや夕方になると足がむくむなど、時間が限定されているようなむくみは、程度次第ですが心配ないと思います。

自分で気をつける事としては

 ・塩分を摂りすぎない

 ・タンパク質を適量摂取(1日50〜70g)

   肉・魚では約20%がタンパク質です。
   肉(脂身を除き)250g≒タンパク質約50g

 ・運動不足解消(ウォーキング、筋トレe.t.c.)

 など