間欠性跛行(かんけつせいはこう)

間欠性跛行とは、
ある距離を歩くと下肢の筋肉に痛みが生じ、歩行を続けることが出来なくなり、しばらく休むと痛みが消え歩行できますが、歩行するとまた同様の痛みが出現する病態をいいます。

原因として神経性の腰部脊柱管狭窄症と血管性の閉塞性動脈硬化症の2種類の疾患が考えられます。

腰部脊柱管狭窄症は、加齢などにより背骨が変形し背骨の神経が圧迫され痛みが生じる病気です。
この場合、前かがみで少し休むと症状が軽くなるのが特徴です。

閉塞性動脈硬化症(末梢動脈疾患)は、下肢の血管に動脈硬化が起こって血液の流れが悪くなリ痛みが生じる病気です。
通常歩くときには、脚の筋肉に安静時の10~20倍の血液を必要としますが、血流が悪くなり下肢の筋肉が酸素不足をきたすことで痛みが生じます。